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Microsoft、商用アプリ向け「Kinect for Windows SDK」を2012年初頭に公開

Xbox 360のモーションコントローラーをWindowsで利用できるようにするための開発キットで、商用アプリを作成できるようになる。パイロットプログラムにはトヨタや広告企業のRazorfishが参加している。

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 米Microsoftは10月31日(現地時間)、Xbox 360用コントローラー「Kinect」をWindows 7で使えるようにするソフトウェア開発キット(SDK)「Kinect for Windows SDK」の商用アプリ版を2012年早々に公開すると発表した。

 Kinectは、Microsoftが2010年11月4日に149.99ドルで発売したXbox 360向けのモーションコントローラー。内蔵カメラとセンサーでユーザーの動きを追跡することで、ユーザーはフリーハンドでゲーム(やアプリ)を操作できる。既に1000万台以上を販売しており、同社にとってこれまでで最も急速な売れ行きを見せた消費者向け製品の1つとなっている。

 同社は、6月に非商用アプリ向けの「Kinect for Windows SDK β」をリリースした際、商用向けSDKの公開も予告していた。

 非商用SDKにより、医療機関や教育機関が、脳梗塞患者向けリハビリプログラムや手術中に手を使わずに医用画像を確認できるソフトウェア、子ども向けの学習プログラムなどを構築している。

 kinect 1
英Royal Berkshire Hospitalのリハビリソフト

 来年の商用アプリ向けSDK公開を前に、Microsoftは20カ国以上で25業種の企業とパイロットプログラムを実施しており、既に200以上のアプリが構築されたという。同プログラムには、トヨタや教科書などの教育機関向け製品を手掛ける米Houghton Mifflin Harcourt、広告企業の米Razorfishなどが参加している。

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