米Hewlett-Packard(HP)のPC部門、Personal Systems Group(PSG)の最高技術責任者(CTO)を務めるフィル・マッキニー氏が10月31日(現地時間)、2011年12月末に同社を去ることを自身のブログで発表した。
同氏は2002年にHPに入社し、ネットワークおよびサーバ部門のCTOを務めた後、現在の職に就いた。PSGのCTOとして、PC、モバイル端末、ワークステーション、計算機など幅広い製品の研究開発および技術戦略を統括しているほか、HP全体のオープンソース関連業務の責任者でもある。また、米Forbesに「The Objective」というコラムを持ち、テクノロジーに関する記事を執筆するライターでもある。
マッキニー氏は退職の理由を、執筆や講演、コンサルティングなどをこれまでより自由に行うため、企業の一員という立場を離れることにしたと説明する。同氏は2012年2月に初の著書「Beyond The Obvious」を出版する予定だ。
HPは27日に、PSGをスピンオフせずに存続させると発表している。webOSについては、2カ月以内に長期的な戦略に関する決定を行う見込みだ。
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