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Google、Webサイトのモバイル化を支援する「GoMo」イニシアチブを発表
Googleは、Webサイトをモバイルに最適化していない企業は多くの潜在顧客を逃しているとし、サイトのモバイル化を支援するページを立ち上げた。
米Googleは11月1日(現地時間)、Webサイトオーナー向けに、Webサイトのモバイル端末最適化を支援するイニシアチブ「GoMo」の立ち上げを発表した。
Googleは6月に独自のモバイル市場調査結果を発表し、ビジネスにモバイルをもっと重視するよう呼び掛けた。同社によると、モバイルでネットにアクセスするユーザーの61%がモバイルに最適化されていないWebサイトは再訪せず、一方最適化されたWebサイトでは消費者の積極的関与が85%増加するという。企業はサイトのモバイル化を怠ることで多くの潜在顧客を失っていると主張する。
GoMoのサイトは、モバイル化の意義や方法を説明し、成功事例を掲載するほか、Webサイトオーナーが自分のサイトのURLを入力することでモバイル端末での表示をシミュレーションし、「モバイル最適化度」を診断するツールもある。
診断ツールには「BUILD YOUR SITE」というリンクがあり、自分でモバイルサイトを構築するためのツールや、モバイルサイト制作会社へのリンクが予算別に紹介されている。
米調査会社のeMarketerによると、米国のモバイル広告市場規模は2011年、10億ドルを超える見通しだ。Googleは小規模ビジネスのモバイル最適化を支援することで、モバイル広告の機会を拡大する狙いだ。
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