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Adobe、アップグレード対象を「直近1バージョン前まで」に変更
PhotoshopなどAdobe主要製品のアップグレードポリシーが次期バージョンから変更。現行では3バージョン前までがアップグレード対象だったが、今後は「直近1つ前の主要バージョンまで」に。
アドビシステムズは11月10日、PhotoshopなどAdobe主要製品のアップグレードポリシーを次期バージョンから変更すると発表した。現行ではCreative Suiteの各製品は基本的に3バージョン前までがアップグレードの対象だったが、次期バージョンからは「直近1つ前の主要バージョンまで」になる。
「主要バージョン」とはCSの整数の数字を差し、CS 5.5はCS 5と同じ扱いになる。InDesignを例にすると、次期バージョンは現行のCS5.5とCS5のみがアップグレード対象となり、CS4とCS3は対象外となる。
米Adobe Systemsは11月9日(現地時間)、「Creative Cloud」を発表。同社のクリエイティブ製品を全て利用できるサブスクリプション制サービスで、日本では年間契約で月額5000円(税別)で提供する。同サービスでは常に最新のCreative Suite製品を利用でき、アップグレードポリシーの変更は同サービスへの移行を促す目的があるとみられる。
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