ニュース
radikoに地方局など出資 配信システム強化
ラジオ番組をネット配信する「radiko.jp」の運営会社に対し、北海道放送(HBC)や中部日本放送(CBC)など21社が新たに出資。
AM/FMラジオ番組を放送と同時にネット配信する「radiko.jp」の運営会社「radiko」はこのほど、北海道放送(HBC)や中部日本放送(CBC)など21社を引受先とする総額1億1810万円の第三者割当増資を実施した。radikoの本格展開から1年を迎え、調達資金を配信システムの強化などに充てる。
radikoには11月末までに23都道府県の48社が参加し、ラジオ番組を配信。東日本大震災の際は聴取エリアの制限を解除するなどして存在感を高めた。現在は平均収監延べ聴取回数が480万回程度で推移しており、スマートフォンアプリはiOS/Android合計で約345万ダウンロードに達しているという。
出資したのは地方AM/FM局のほか、博報堂DYメディアパートナーズやアサツーディ・ケイ、NTT西日本など。資本金と資本準備金の合計は2億9810万円になった。
関連記事
- ラジコ本格スタート1年 有料での地域外配信も検討
「radiko」が本格スタートから1年。震災後は災害情報を得る手段として存在感を高めた一方、対象地域外のリスナーからの不満などが課題。今後は有料による一部地域外配信も検討していくという。 - 「ラジオ復活を」 好調radikoが会社化、名古屋などエリア拡大
radikoが12月から株式会社化。北関東でも聴取できるようになるほか、来年春までに名古屋、福岡、北海道にエリアを広げる。ラジオ業界は厳しい状況が続くが、radikoを通じて「復活を目指していく」という。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.