ニュース
Shareで違法ファイル公開のユーザーを特定、削除要請メール送信 権利者・ISP参加団体
「Share」で著作権を侵害したファイルを公開しているユーザーを特定し、ファイルの削除を求めるメールを送信する活動を権利者・ISPが参加する団体が始めた。
P2Pファイル共有ソフト「Share」で著作権を侵害したファイルを公開しているユーザーに対し、ファイルの削除を求めるメールを送信する活動を、権利者団体とISP団体などで構成する「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会」(CCIF)が始めた。
昨年3月から「Winny」ユーザー向けにのべ1万通超のメールを送信してきたが、Shareによる違法アップロードが後を絶たないことから、同ソフトのユーザーも活動の対象にする。
活動では、調査ツールを使ってWinny/Shareネットワーク内のキー情報やノード情報を取得。ユーザーのIPアドレスとファイルを指定してダウンロードリクエストを行うことでユーザーと権利侵害ファイルを確認する。取得したIPアドレスをもとにCCIFがISPに照会し、ISPからCCIFの文書をメールで送信する。
CCIFは「Winny/Shareネットワーク上を、通常に流通している情報を取得するだけ」のため、通信の秘密の侵害や不正アクセスには当たらないとしている。
関連記事
- Shareユーザーら全国一斉摘発 30人逮捕
P2Pファイル共有ソフトなどを悪用した違法アップロードの全国一斉取り締まりが行われ、30人が逮捕された。 - 違法ファイル公開のWinnyユーザー、権利者とISPが協力して特定・警告へ
Winnyネットワーク上に著作権侵害ファイルをアップロードしたユーザーを特定し、警告メールを送る取り組みを、権利者団体とISP団体が一体となって3月1日から始める。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.