米ソーシャルゲーム大手のZyngaは12月16日(現地時間)、米NASDAQに上場した。新規株式公開(IPO)価格は1株当たり10ドルで、公開株式数は1億株。ティッカーシンボルはZNGA。10億ドルを調達し、11月に上場したクーポン共同購入サイト大手の米Grouponの7億ドルを上回った。
上場初日の終値は公開価格を下回り、5%安の9.50ドルだったが、終値ベースの時価総額は66億ドルに達した。
Zyngaは、2007年創業のサンフランシスコに拠点を置くソーシャルゲーム大手。米Facebookやmixiなどのソーシャルサービス上で遊べる「ファームビレッジ」やポーカーなどのゲームを提供する。175カ国でサービスを提供しており、1月当たりのアクティブユーザー数は約2億2700万人。
14日には韓国のオンラインゲーム会社ネクソンが東証1部に上場し、日本では今年最大規模となるIPOで約12億ドルの資金を調達したが、その後の取引では失速している。
2011年は米LinkedIn、Groupon、米Yelpなど、ソーシャル関連企業のIPOが続いた。2012年には米Facebookも上場するとみられている。
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