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Google、IBMから222の特許を購入
Androidをめぐる特許訴訟での防衛力強化のために特許ポートフォリオの充実に努めるGoogleが、IBMからモバイルやデータベースに関連する特許222件を購入したことが明らかになった。
米Googleが米IBMから192の特許と30の審議中特許を昨年末に購入したことが、米国特許商標局(USPTO)のデータベースから明らかになった。このデータベースの日付は12月30日になっている。
Googleは、Androidをめぐる特許訴訟で自社やパートナー企業を守る目的で、2011年7月、8月、9月にもIBMから大量の特許を購入している。同社が米Motorola Mobilityの買収に乗り出したのも、Motorolaが保有する特許ポートフォリオが大きな目的とみられている。
今回の特許購入を最初に伝えた米SEOコンサルティング企業のSEO by the Seaによると、モバイル関連ではモバイル端末上の広告管理やロケーション機能管理、モバイル端末でのWeb表示、音声検索アルゴリズムなど、多岐にわたる特許が含まれるという。
モバイル関連以外では、JavaScriptを使うブラウザウィジェットやデータベースのインタフェースに関する特許もあり、こうした特許は米Oracleとの訴訟で役立つかもしれない。
変更履歴:タイトル、概要文、本文中で購入特許数が間違っておりました。お詫びして訂正いたします。[2012/1/5 10:40]
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