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Nokia決算、Windows Phone「Lumia」の販売台数は“100万台以上”
Nokiaの10〜12月期決算は減収減益だったが、11月に欧州で発売した同社初のWindows Phone「Lumia」は100万台以上販売と好調なスタートを切った。同シリーズの米国での発売は1月だ。
フィンランドのNokiaが1月26日(現地時間)に発表した第4四半期(10〜12月期)決算は、売上高が前年同期比21%減の100億500万ユーロ(約131億ドル)で、営業損失は9億5400万ユーロ(約12億5000万ドル)だった。前年同期の営業利益は8億8400万ユーロだった。
昨年4月に米Microsoftと結んだ契約の下、Microsoftからプラットフォームサポート費として同四半期に2億5000万ドル(1億8000万ユーロ)を受領した。
11月に欧州で発売したWindows Phone端末「Lumia」シリーズは累計で100万台以上売れたという。米国での発売は1月だ(米T-Mobileが1月に「Lumia 710」を1月11日に発売しており、米AT&Tが「Lumia 900」を同月発売の予定)。中国と中南米でも上半期に発売する見込み。
全携帯端末の出荷台数は8%減の1億1350万台で、スマートフォンは31%減の1960万台だった。なお、米Appleは同四半期のiPhone販売台数を前年同期比128%増の3704万台と発表している。
スティーブン・エロップCEOは「エコシステムの戦いの中、市場には既に手ごわい競合が参戦していることは明らかだが、Lumiaシリーズでわれわれもこの戦場にいることを示した」とし、「われわれは長期的な価値構築の正しい道を進んでいると確信する」と語った。
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