ニュース
米空軍、「iPad 2」のEFBとしての大量購入を検討中
米空軍が、AppleのiPad 2をEFB(電子化した運航マニュアルや滑走路地図などを表示するシステム)として最高1万8000台購入することを検討している。
米空軍が、米Appleのタブレット「iPad 2」の購入を検討していることが、米連邦政府が調達関連情報を公開している連邦事業機会のWebサイト、FedBizOppsで明らかになった。
2月2日付の公示によると、空軍の航空機動軍団が、63〜1万8000台のiPad 2もしくは“同等の機能を持つ端末”の見積依頼書の提出を計画しているという。
購入した端末は、パイロット用のエレクトロニックフライトバッグ(EFB)として採用する計画。EFBとは、電子化した運航マニュアルの閲覧や、航法チャート、滑走路地図の表示などが可能なフライトシステムだ。
紙の運行マニュアルは通常10キロ以上の重さがある。これをEFBに切り替えることは、パイロットの負担軽減だけでなく、重量軽減にもつながる。
米国では、航空大手のUnited Continental Holdingsが昨年、自社のパイロット全員に1万1000台のiPadをEFBとして支給すると発表している。
関連記事
- 米大手航空会社、全パイロットにiPad支給 紙のマニュアルから切り替え
- SamsungのGalaxy Tab 10.1がアメリカン航空のアメニティに
- iPadやAndroidタブレットでは生き残れない世界
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.