「すき家」アルバイトのTwitter発言をゼンショーが謝罪 「肉鍋に異物混入」の事実なしと
「すき家」のアルバイト従業員を名乗る人物が肉の鍋に異物を入れたなどとTwitterに投稿して騒ぎになり、ゼンショーが従業員を特定した上で「異物混入の事実がないことを確認した」と発表、謝罪した。
牛丼チェーン「すき家」のアルバイト従業員を名乗る人物が肉の鍋に異物を入れたなどとTwitterに投稿して騒ぎになり、同チェーンを運営するゼンショーは2月17日、店舗と従業員を特定した上で調べたところ「異物混入の事実がないことを確認した」と発表した。同社は「大変ご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます」と謝罪している。
問題になった発言は11日午後3時半過ぎ以降にTwitterに投稿された。すき家のアルバイト店員を名乗る人物が「頭痛と吐き気がやばくて動けないんだけど疑われて無理やりシフト入れと言われたので肉鍋にゲロ吐いてきます」「病院行ったら胃腸風邪とかノロウイルス的な類と診断されました」といった内容だった。
後になって発言に対し「営業妨害だ」「ノロウイルスが広がるのでは」とネットで批判が相次いだ。この人物は17日になって「自分の軽率な発言が大多数の方々にご迷惑をかけたことに関しては深く反省しております」などとTwitterに投稿。当日は強いられて働いた事実はなく、意図的な異物混入もしていないと謝罪した。既にこの人物はTwitterアカウントを閉鎖している。
通報を受けたゼンショーが従業員と店舗を特定して調べたところ、この人物はTwitterに問題発言を投稿した11日には働いておらず、異物を混入した行為と、店舗責任者から無理に就業を強いられた事実はないことを本人から確認したという。
またこの従業員が投稿後に店舗で働いた15日午後8時〜午後10時の間、客に提供した商品に異物を混入させる行為がなかったことも記録から判明したという。
同社は謝罪した上で、「このような誤解を再発させないよう、今後いっそう従業員教育を徹底してまいります」としている。
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