Barnes & Noble、「Kindle Fire」と同価格で8Gバイト版「NOOK Tablet」を発売
今や世界タブレット市場でiPadに次ぐ2位となったAmazonの「Kindle Fire」に対抗すべく、Barnes & Nobleが「NOOK Tablet」の8Gバイトモデルを199ドルで発売した。
米大手書店Barnes & Nobleは2月21日、Android搭載タブレット「NOOK Tablet」の8Gバイトモデルを発売した。昨年11月発売の16Gバイトモデルに追加される形で、価格は米Amazonの「Kindle Fire」と同じ199ドルに設定されている(日本では未発売)。
同時に、電子書籍リーダー「NOOK Color」の価格を199ドルから169ドルに値下げした。
NOOK Tabletは7インチ(解像度1024×600)のディスプレイを搭載し、プロセッサは1GHzのデュアルコアOMAP4。32Gバイトまで拡張可能なmicroSDカードスロットを備える。16Gバイトモデルのメモリは1Gバイトだが、8GバイトモデルではKindle Fireと同じ512Mバイトとなっている。なお、Kindle Fireの容量も8Gバイトだ。
ユーザーは、HuluやNegflixのコンテンツを利用したり、Barnes & Nobleのクラウドサービス「NOOK Cloud」に購入した書籍を保存することもできる。
新NOOK Tabletと同価格のKindle Fireは、その戦略的な低価格で発売以来好調な売り上げで、米調査会社IHS iSuppliによると、2011年10〜12月には世界タブレット市場で米AppleのiPadに次ぐ2位になった。同調査では、Barnes & Nobleは韓国Samsung Electronicsに次ぐ4位となっている。
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