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900MHz帯割り当て、ソフトバンクモバイルに 電監審が答申
新たに携帯電話向けに使う900MHz帯について、電波監理審議会は2月29日、ソフトバンクモバイルに割り当てるのが適当と答申。
新たに携帯電話向けに使う900MHz帯について、総務相の諮問機関・電波監理審議会は2月29日、ソフトバンクモバイルに割り当てるのが適当と答申した。
900MHz帯は、テレビ放送の地上デジタル完全移行に伴う再編で空いた周波数帯。2GHz帯などのより高い周波数に比べ波長が長く、障害物などの妨害を受けにくいため、携帯がつながりやすい「プラチナバンド」と呼ばれ、ソフトバンクモバイルとNTTドコモ、KDDI、イー・アクセスの4社が利用を申請していた。
総務省は割当先を決めるため、各社の電波の混雑具合や基地局への投資計画などを審査。29日午後に開かれた電波監理審議会にソフトバンクモバイルへの割り当てを諮問し、適当との答申を受けた。これを受け、川端達夫総務相が近く同社に対し割り当てを認定する。
ドコモとKDDIは既にプラチナバンドを持っているが、ソフトバンクモバイルとイー・アクセスはなく、「限られた資源」である電波の配分で考慮される公平性の観点からも、ソフトバンクモバイルとイー・アクセスの2社が有力と見られていた。
ソフトバンクモバイルの計画では、10年間で約8200億円を投じ、900MHz対応基地局を4万2000局に増やす計画。2014年度中に人口カバー率80%を掲げている。
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