iOS版Path、アップデートで「Nike+ GPS」連係やマイクによる音楽共有機能を追加
ナイキのジョギングアプリのデータを自動的にPathに表示したり、マイクで拾った音楽をタイトルやアーティスト名付きで友達と共有できるようになった。
米Pathは3月8日(現地時間)、クローズドなソーシャルサービス「Path」のiOS版をバージョン2.1にアップデートしたと発表した。米Nikeのジョギングアプリ「Nike+ GPS」への対応や音楽共有機能の強化などが追加された。
Nike+ GPSランニングストーリー
App Storeで230円で販売しているiPhoneアプリ「Nike+ GPS」は、iPhoneのGPSと加速度計を利用して、ランナーのペースや走行距離、時間、消費カロリーなどを記録するアプリ。Nike+ GPSの共有設定でPathとの接続を設定すると、自分のランニング記録を自動的にPathに登録できるようになる。登録できるのは現在ランニング記録だけだが、数週間中に消費カロリーなどのデータも取り込めるようになる見込みだ。
Pathはこの機能を実現するために「Path API」を開発した。このAPIはまだ公開はされてはいないが、サードパーティー開発者に公開されれば、さまざまなデータをPathで表示できるようになるだろう。
ミュージックマッチ機能でマイクの利用が可能に
Pathには、iTunesで再生している音楽を友達と共有する機能があるが、今回のアップデートによって、端末に“聴かせた”音楽も共有できるようになった。米国ソニー傘下のCDDB運営企業Gracenoteの音楽データベースを使っている。トップページで音楽アイコンをタップし、「何を聞いていますか?」という検索枠の右にあるマイクアイコンをタップして端末のマイクを音源に近づけると、しばらくして曲名やアーティスト名、ジャケット画像が表示される。
カメラのフォーカスと露出の個別調整が可能に
カメラのフォーカスや露出を個別に調整できるようになり、各種「レンズ」が改善された。また、コメント欄や足跡で写真を長押しすると、大きく表示されるようになった。
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