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360度好きな位置から音楽ビデオを視聴できるアプリ、KDDIがリリース
ミュージックビデオの再生中に視点やアングルを自由に変えて楽しめるアプリをKDDIが公開する。位置によって異なる聞こえ方も再現するという。
KDDIは、ミュージックビデオの再生中に視点やアングルを自由に変えて楽しめるアプリ「マルチ・ビュー・オーケストラ」を3月21日にリリースする。
KDDI研究所が開発した「自由視聴点技術」を商用化した世界初のアプリ。複数のカメラを組み合わせ、任意の視聴場所での見え方と聞こえ方を再現できるのが特徴。ライブ映像でもコンサート会場にいるかのように見る位置を変えることができ、位置によって異なる聞こえ方も再現できるという。
第1弾は「Applicat Spectra」の新曲「神様のすみか」の特別バージョンを配信。360度、自分の見たい視点に切り替えて楽しむことができるほか、バンドメンバーの配置を変更し、自分の好みの配置での演奏を聴くといったこともできる。
「CEATEC JAPAN 2011」で披露したデモによると、6台のカメラで撮影した映像を独自アルゴリズムで補完し、スマートフォンでも視聴できる程度のファイルサイズに収めているという。
アプリは無料。Android 2.3以降のスマートフォン/タブレットに対応。
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