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世界タブレット出荷、2015年にはAndroidがiOSを超える――IDC予測

2011年の6870万台というタブレット出荷台数を踏まえ、IDCは2012年通年の出荷台数は1億台を超えると予測した。

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 米調査会社のIDCは3月13日(現地時間)、2011年第4四半期(10〜12月)における世界のタブレット端末出荷に関する調査結果を発表した。出荷台数は前年同期比155%増、前期比56.1%増の2820万台だった。

 2011年通年の出荷台数は6870万台になった。IDCは2011年の結果から、今後需要が増加するとみて、2012年の出荷台数予測を8770万台から1億610万台に上方修正した。

 メーカー別のシェアをみると、「iPad」シリーズを1540万台出荷した米Appleがトップを守った。Appleのシェアは、前期より6.8ポイント減の54.7%だった。2位は、「Kindle Fire」を470万台出荷した米Amazon.comで、シェアは16.8%。3位は韓国のSamsung Electronicsで、前期より0.3ポイント増の5.8%だった。4位の米Barnes & Nobleは、同四半期中に「NOOK Tablet」などの新製品を発売したが、前期比1ポイント減の3.5%だった。

 OS別では、AppleのiOSが首位を守ったが、シェアは54.7%と前期より6.9ポイント減った。一方2位の米GoogleのAndroidは、Android搭載のKindle Fireが好調だったこともあり、前期より12.3ポイントと大幅増の44.6%となった。カナダのResearch In Motion(RIM)のBlackBerryは0.4ポイント減の0.7%、前期は5%のシェアを占めていた米Hewlett-Packard(HP)のwebOSは0%になった。HPは昨年8月にwebOS搭載端末の出荷を終了している。

 IDCは、Androidが今後もシェアを伸ばし続けるとみている。2012年通年の出荷台数が、iOSが6000万台、Androidが4690万台になり、2015年にはAndroidがiOSを超え、2016年にはAndroidが1億80万台、iOSが9470万台になると予測している。ただし、Android端末では低価格モデルが普及するため、売上高ベースではiOSが2016年以降もシェアトップを保つとしている。

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