ニュース
グリー、週刊ダイヤモンド記事に抗議 「犯罪行為に関係した事実は一切存在しない」
「グリーの摘発に向けた検討が始まったもよう」と報じた週刊ダイヤモンドに対し、グリーが「当社が犯罪行為に関係した事実は一切存在しない」と抗議。
グリーは3月26日、同日発売のビジネス誌「週刊ダイヤモンド」(3月31日号)に掲載された記事で、ソーシャルゲームをめぐってあたかも同社が犯罪行為に関係しているかのように報じられたとして、発行元のダイヤモンド社に対し抗議文を送付したことを明らかにした。
同誌は「当局がグリーに重大な関心 正念場迎えるソーシャルゲーム」という記事で、「ある政府関係者によれば最大手グリーの摘発に向けた検討が始まったもようで、『4〜5月が山場だ』というのだ」と報じた。具体的な容疑などに言及していないが、「射幸心をあおるゲームシステム」やアイテム課金、未成年者の高額利用問題などについて問題が深刻化している、と報じている。
これに対しグリーは「当社が犯罪行為に関係した事実は一切存在しないにもかかわらず、あたかも当社が犯罪行為に関係しており、警察・司法当局による摘発が近日中に見込まれるかの印象を読者に与えるもの」とし、「当社の信用を不当に、かつ著しく毀損しかねないものと言わざるを得ません」と抗議。ダイヤモンド社に抗議文を送り、信用回復のための措置を速やかに講じるよう求めたという。
関連記事
- RMTなどソーシャルゲーム上の規約違反行為の防止へ、グリー・DeNAなど6社が共同歩調
グリー、DeNAなどソーシャルゲームプラットフォーム6社が連絡協議会を設立。市場の健全な発展に向け、RMT対策や未成年ユーザーの保護などについて対策を共有、実施していく。 - グリー、RMT防止へ有人監視を導入 違反ユーザーはアカウント停止も
GREEのゲーム内アイテムを実際の金で取引するRMTを防止するため、有人監視体制を導入しチェックを強化。違反行為にはアカウント停止も含め、速やかに対応するという。 - 「探検ドリランド」にカード増殖バグ、RMTで月数百万稼ぐ人も? グリーは「厳格な対応」
GREEの人気ソーシャルゲーム「探検ドリランド」にカードを増殖できるバグが見つかり、レアカードを増やして売りさばくRMTにより月間数百万円を稼いだとみられるユーザーも報告されている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.