NTTドコモとKDDIは3月30日、一連の通信障害について受けた行政指導に基づき、再発防止策を総務省に報告したと発表した。
両社の携帯電話サービスで1〜2月に大規模な通信障害が相次いだため、総務省は両社に対し設備の総点検と再発防止を求めて行政指導していた。
ドコモは総点検に加え、スマートフォントラフィックの増加に対応可能なネットワーク基盤の強化に取り組むとした。KDDIもアクセス集中対策を対象システムを拡大して点検・確認したほか、過負荷試験などを通じた輻輳防止策、ユーザーへの障害情報提供にソーシャルメディアを活用するなどの改善策を報告した。
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ドコモの携帯サービスで重大事故が相次いでいるとして、総務省は再発防止を求める行政指導をした。
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