NokiaがLumia 900の米国発売に向けてiPhoneディスりキャンペーンか
「SMARTPHONE BETA TEST」というキャンペーンサイトには、iPhoneらしき端末のユーザーテストでユーザーが苦情を言っている動画が掲載されている。
ネットでも多数のエイプリルフールネタが展開された4月1日(現地時間)、米AppleのiPhoneと分かるスマートフォンの欠点をあげつらうWebサイト「SMARTPHONE BETA TEST」が公開された。このサイトは4月6日まで公開されているようだ。
Nokiaは4月8日に米国で米MicrosoftのWindows Phone搭載端末「Lumia 900」を発売する。価格は米AT&Tの2年契約付きで99.99ドルだ。
SMARTPHONE BETA TESTサイトは、左上のロゴを黒く塗りつぶしたようになっているが、塗りつぶされている文字やサイトの配色(青はNokiaのコーポレートカラー)、サイト公開期間などから、このWebサイトの背後にいるのはフィンランドのNokiaだと推測できる。ページのソースでは、「campaign-teaser.jpg」や「BRoll_Cropped_HD_NOKI0022H_REV_2.mp4」といったファイル名が表示される。
メインの動画は、ニュースキャスターのような人物(サタデー・ナイト・ライブの司会経験者、クリス・パーネルのようだ)が、カウントダウンを退屈そうに待っているというものだ。その下には、スマートフォンの「ベータテスト」の様子を収録した(ことになっている)3つの動画が配置されている。いずれもiPhoneの欠点を強調する作りになっており、例えば左の動画は2010年6月に発売され、「アンテナ問題」が話題になった「iPhone 4」の発売前のユーザーテストの様子を模している。
Nokiaは2011年4月にMicrosoftと提携し、Windows Phoneをスマートフォンのプラットフォームとして採用した。Windows Phoneはスマートフォン市場でAppleのiPhoneや米GoogleのAndroid端末に大きく水を空けられており、米Gartnerが2月15日に発表した世界のOS別スマートフォン市場調査では、Microsoft(Windows MobileとWindows Phone)のシェアは1.9%で6位だった。
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