Windows 8版Firefoxのプロトタイプの画像をMozilla開発者が公開
Mozillaが、Fennec XULベースで開発中の「Firefox for Windows 8 Metro」の進捗状況について説明した。
Mozillaの開発者、ブライアン・ボンディ氏が4月2日(現地時間)、米MicrosoftのWindows 8向けに開発中のWebブラウザ「Firefox for Windows 8 Metro」の進捗状況について、自身のブログで説明した。
Firefoxのロードマップ通り4〜6月期にプロトタイプを提供するためにはまだ多数の問題をクリアする必要があるとしながらも、Metroモードで稼働するサンプルの幾つかの画像を公開した。Metroアプリ共通のショートカットメニュー「Charm」の検索や共有機能を使う画面などを見ることができる。
Mozillaは現在、Metro版FirefoxをAndroid版Firefoxで採用したFennec XULをベースに構築している。ユーザーインタフェースはMetro用に修正する必要があるが、このままFennec XULを採用できればロードマップの予定より早くプロトタイプを完成できるという。
MozillaはWindows 8向けのFirefoxを、Internet Explorer(IE)10と同様にデスクトップとMetroの両方に対応させる計画だ。
Microsoftのガイドラインでは、デフォルトに設定されたWebブラウザのみがMetroで稼働し、それ以外のWebブラウザはデスクトップアプリとしてしか稼働しない。ボンディ氏はMetroをサポートすることの重要性について、「WebブラウザがMetroをサポートしなければ、デフォルトブラウザとしての地位を失うリスクがあり、市場シェアの下落につながる。Metroをサポートしなければ、デフォルトブラウザに設定されてもユーザーからMetroブラウザを奪うことになってしまう」と説明した。
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