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Google、Android開発用エミュレータを高速に テザリングもサポート
Androidアプリ開発用のエミュレータがGPUアクセラレーションをサポートし、CPU性能も強化されて高速化した。また、テザリングしたAndroid端末をエミュレータへのセンサー入力に利用できる。
米Googleは4月9日(現地時間)、Android SDKをr18にアップデートし、エミュレータの高速化などを図ったと発表した。SDKに含まれるシステムイメージのバージョンは「Android 4.0.3 r2」となっている。
このアップデートで、エミュレータがGPUアクセラレーションをサポートした。この機能を紹介する動画(以下に転載)では、エミュレータがARMのインストラクションを処理しながらでも高速に稼働している様子を前版との比較で示している。
また、このアップデートでOpenGL ES 2.0にも対応したため、OpenGLベースのゲームがエミュレータで動かせるようになった。
ハードウェア機能のサポートも強化した。テザリングしたAndroid端末をエミューレータへのセンサー入力とマルチタッチ入力ツールとして利用できるようにし、エミュレータのCPU性能を向上させたという。
Googleは今後のアップデートで、エミュレータでのBluetoothとNFCのサポートを追加する計画だ。
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