Flickr、ドラッグ&ドロップで写真をアップロードできるツールを発表
写真共有サイトのFlickrが、写真のアップロードツール、アップロード速度を改善し、アップロードできるファイルサイズを1ファイル当たり50Mバイトに拡大した。
米Yahoo!傘下の写真共有サイトFlickrは4月25日(現地時間)、ドラッグ&ドロップで写真をアップロードできるツール「Flickr Uploadr」を発表した。約2週間で全ユーザーが利用できるようになる見込みだ。
現行のFlickrのUploadページでは、数ステップかけてファイルを選択・アップロードする必要があるが、新しいUploadページではページ上にファイルをドラッグ&ドロップすることでアップロードできるようになる。アップロードしたファイルはサムネイルとして表示され、Photostreamに追加する前に、回転で向きを変更したり表示する順番をドラッグ&ドロップで変更できる。
また、タイトル、写真の説明、タグの追加方法が改善された。写真内の友達にタグ付けできるようになり、ライセンス条件を変更することもできる。
こうした機能はHTML5技術の採用で実現した。なお、米Dropboxのサービス、米MicrosoftのSkyDrive、米GoogleのGoogleドライブでもドラッグ&ドロップでの写真アップロードが可能だ。
Flickrはまた、アップロード速度を改善し、平均で従来より50〜60%速くしたという。さらに、無料ユーザーがアップロードできるファイルサイズの上限を従来の30Mバイトから50Mバイトに拡張した。これにより、高精細の写真もアップロードできるようになる。
Flickrには写真のアップロード数に制限はないが、無料サービスでは1カ月当たり300Mバイトまでしかアップロードできず、直近にアップロードした200枚しか表示できない。DropboxやSkyDriveには写真編集機能も付いており、無料でアップロード・閲覧できるファイル容量も多い。こうしたクラウドストレージサービスの台頭により、写真共有専用サービスのFlickrは苦戦を強いられている。
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