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Google、3Dモデリングツール「SketchUp」を売却
Googleが、Google Earthの3D建物を構築する3Dモデリングツール「SketchUp」をGPS開発企業のTrimbleに売却する。売却後もSketchUpの提供は継続する。
米Googleは、3Dモデリングツール「SketchUp」をGPS開発企業の米Trimbleに売却する。Trimbleが4月26日(現地時間)に発表した。取引は第2四半期中に完了の見込みだ。
SketchUpはGoogleが2006年に米@Last Softwareを買収して獲得した3Dモデリング技術。ユーザーはSketchUpを使ってGoogle Earthに3D地形を配置できる。SketchUpの公式ブログによると、2011年だけで3000万人以上が同ツールをアクティベートした。
SketchUpは、Googleにとどまるよりも、Trimbleに参加した方がコアなコミュニティーにより集中できると判断したという。Trimbleは企業向けのBIM(Building Information Model)などを提供しており、SketchUpはTrimbleのチームとともに、プロ向けの3Dモデリングツールを開発できるとしている。
Googleは今後はTrimbleと提携し、同社の3DギャラリーやSketchUpの提供を継続する。現在3Dギャラリーでは、ユーザーが制作した200万以上の3Dモデルが公開されている。また、無料のSketchUpツールの提供も継続する。
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