5月8日午前の東京株式市場で、グリー、ディー・エヌ・エー(DeNA)株価が続落した。ただ、前日にともに値を下げたミクシィやサイバーエージェントなどは上昇しており、グリーとDeNAも安値を付けた後に売り買いが交錯、下げ幅は縮小した。
グリーの午前終値は90円安(-5.45%)の1561円。一時1380円の安値を付けたが、その後戻した。DeNAは71円安(-3.56%)の1919円。一時は1700円に下がった場面もあった。それぞれ全市場の売買代金1位と2位だった。クルーズは5000円安(-6.75%)の6万9000円、Klabが31円安(-6.23%)の466円など、続落するソーシャルアプリプロバイダーもあった。
一方、前日に下げたミクシィは5400円高(+2.98%)、サイバーエージェントは9100円高(+4.48%)の21万2100円、ドワンゴは1000円高(+0.89%)の11万2300円と上昇。コナミも78円高(+4.12%)の1968円、バンダイナムコホールディングスは8円高(+0.77円)の1038円、ドリコムは4600円高(+5.83%)の8万3500円に上げた。
消費者庁は、コンプガチャが景品表示法で禁じる「絵合わせ」に当たると見て対応を検討中。グリーは8日、第3四半期決算を発表し、都内で田中良和社長が説明する予定。
関連記事
- コンプガチャ「違法」報道に「現時点ではノーコメント」 DeNA、グリーなど
消費者庁がコンプガチャを違法と判断したとの報道について、ソーシャルゲーム各社の反応を聞いた。 - 株式市場に“コンプガチャ違法ショック” グリー、DeNAがストップ安
コンプガチャを消費者庁が違法と判断したとの報道を受け、グリーとDeNAがストップ安に。ソーシャルゲーム各社も軒並み下落し、市場は“コンプガチャショック”の様相だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.