Appleのティム・クックCEO、Facebookや特許訴訟を語る
「Facebookとはもっと協力できると思う」――。米Wall Street Journalの年次カンファレンス「D10 Conference」に登場したクックCEOがジョブズ氏やFacebookなどについて語った。
米Appleのティム・クックCEOは5月29日(現地時間)、米Wall Street Journalが開催中の年次カンファレンス「D10 Conference」の最初のゲストとして登場した。
Wall Street Journalはこの会談に関してはライブストリーミングを行わなかったが、特設サイトにインタビューの動画を随時掲載している。
クック氏がCEOになってAppleはどう変わったかという質問に、クック氏は「スティーブから多くを学んだ。彼が亡くなった日は人生で最も悲しい日だった」と語り「悲しみは、旅(Appleの経営)を続けるという彼の強い決意に取って代わられた」と答え、ジョブズ氏の方針を継承する意志を示した。
特許訴訟については「うんざりしている」と語り、Appleが描いた絵画に別の誰かに署名させるわけにはいかないと語った。Appleは他の企業から訴えられてもいると指摘されると、そうした訴訟の多くは必須の標準特許に関するものであり、Appleは必須特許では提訴していないと反論した。
TwitterはiOSに統合しているのに、なぜFacebookはしないのかという質問には、Facebookとの関係は良好で、「彼らとはこれまで以上の協力ができると思う。このことについては楽しみにしていてほしい」と語った。
D10 Conferenceにはこの後、米Oracleのラリー・エリソンCEO、米Googleの製品管理担当副社長サンダー・ピチャイ氏、米LinedInのジェフ・ワイナーCEOなどが登場する予定だ。
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