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Googleショッピングへの商品登録が米国で今秋に有料化へ

Googleは、商品情報の登録を有料化することで、ユーザーにより信頼性の高い情報を提供できるようになるとしている。

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 米Googleは5月31日(現地時間)、商品検索サービス「Google Product Search」(日本では「Googleショッピング」)への商品登録を有料化すると発表した。米国では今秋に有料システムに移行する。米国以外での有料化については発表されていない。

 移行が完了した段階で、米国でもサービス名がProduct Searchから「Google Shopping」に変わる。

 日本では2010年から提供されている同サービスでは、欲しい商品名を検索すると、その商品を扱っているオンラインショップの情報が表示され、ユーザーは購入先を比較検討できる。ここで表示される情報は、オンラインショッピングサイトが登録したもので、現在は無料で登録できる。

 Googleは商品登録を有料にすることで、より信頼性の高い情報をユーザーに提供できるようになるとしている。Googleショッピングでのランキングは関連性と広告の入札価格の両方に基づくようになるため、ショッピングサイト側も商品のアピアランスを従来よりコントロールできるようになるという。

 現在登録されているデータは秋のGoogle Shoppingスタート後も数カ月は表示されるが、継続して表示させるためには「Product Listing Ads」に登録する必要がある。

 同社はまた、米国でのGoogle検索の検索結果に新しい商品情報フォーマットを追加したことも発表した。

 例えば「telescopes(望遠鏡)」を検索すると、検索結果ページのAdWords広告の下に「sponsored」と明示された囲みが表示されるようになった。ここには、Product Listing Adsに登録されている関連商品が写真や価格、販売元へのリンク付きで表示される。

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AdWords広告と一般検索結果の間に写真入りの商品リストが表示される

 特定の製品名(望遠鏡であれば「Celestron CPC 800」など)を検索すると、検索結果の右スペースにその製品情報をまとめた囲み(こちらも「sponsored」と明示)が表示される。この囲みには、その製品を販売しているオンラインショップのページへのリンクも表示される。

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製品名で検索すると右スペースに製品情報が表示される

 Googleは、この検索結果の変更を「小売りエコシステムを強化するために技術やツールを提供する最初のステップ」だと説明している。

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