Google Analyticsにページ最適化ツールの「Website Optimizer」が統合
これまで独立サービスとして提供されてきたWebオーナー向けのA/BテストツールがGoogle Analyticsに統合され、独立サービスは8月1日に終了する。
米Googleは6月1日(現地時間)、これまで独立したサービスとして提供してきたページ最適化ツール「Website Optimizer」をGoogle Analyticsに統合したと発表した。
Website Optimizerは2006年にAdWords広告主向けサービスとしてスタートした。1つのページに複数のデザインを用意し、比較検討するテスト(A/B/nテストなどと呼ばれる)ツールで、Google Analyticsの技術を採用している。2008年に独立サービスとして正式版がリリースされた。
GoogleはWebsite OptimizerをGoogle Analyticsに統合することで、Webサイトの分析・向上のためのツールをユーザーにまとめて提供できるようになったとしている。
Website Optimizerは「Content Experiments」という名称になり、Google Analyticsの「標準レポート」内の1機能になる。利用するには、標準レポートの「コンテンツ」セクションの「Experiments」をクリックする(この統合は段階的に行うことになっており、本稿執筆現在、筆者の環境ではまだ機能が追加されていない)。
Content Expreimentsでは、Wizardに従ってテストページをセットアップし、テストを実行し、テストの経過データを参照できる。ユーザーは各ページのコンバージョンレートなどをグラフで比較し、どのデザインにするかを決定できる。
この統合に伴い、独立サービスとしてのWebsite Optimizerは8月1日に終了する。
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