任天堂、Wii Uにソーシャル機能「Miiverse」 PC、スマホからもアクセス可能に
「Wii U」は「ソーシャルウィンドウ」──新ゲーム機にはソーシャル機能「Miiverse」が搭載され、スマホやPCからもアクセスできるようなる予定だ。
任天堂は6月4日、ゲーム展示会「E3」を前に、据え置き型ゲーム機の新製品「Wii U」について岩田聡社長が直接ユーザーに対し説明する動画を配信した。Wii U本体ソフトとして、3Dアバター「Mii」を使ったソーシャル的な機能「Miiverse」(ミバース)などを紹介した。
MiiverseはTwitter的なタイムラインなどを備え、ユーザー同士をMiiを介して交流できるようにする。通常のテキストのほか、手書きメッセージや、ゲーム中断時のスクリーンショットも投稿でき、いわゆる「ネタバレ」対策も盛り込んでいるという。
Miiverseはニンテンドー3DSのほか、将来の任天堂プラットフォームでも利用できるように設計。またスマートフォン、PCなど、Webブラウザを持つさまざまなデバイスからアクセスできるようにするという。
岩田社長はWiiについて、特徴的なリモコンをきっかけに「リビングルームにいる家族や友達をつなげるマシン」だったとした上で、表示画面をコントローラに搭載するWii Uでは「リビングルームの多人数プレイが新しい構造のつながりに進化する。他のリビングループにいる人と一緒に遊ぶための機能を今までよりも飛躍的に充実させようとしている」と話し、Miiverseについて「他のリビングルームとつなぐ窓、いわば『ソーシャルウィンドウ』がWii U ゲームパッド上に出現する」「時空を超えてリビングルームをつなぐ『Wii Universe』を作ろうとしている」という。
表示画面を搭載するタブレット型のコントローラは正式名称を「Wii U ゲームパッド」とし、左右の操作部をスライドパッドからスティック型に変更。NFCによる非接触型IC通信機能を搭載するほか、テレビをコントロールできる機能などを備えるという。通常のゲームパッド「Wii U PRO コントローラー」も発売する。
E3に合わせた任天堂の現地カンファレンスは、6月5日午前9時(日本時間6日午前1時)に開く予定。
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