KDDIは6月4日、災害時に音声による伝言をパケット通信網経由で送受信できる「災害用音声お届けサービス」を始めた。6月30日まで体験版を利用できる。
災害時に電話がかかりにくい状況でも、混雑に比較的強いパケット網経由で音声伝言を送信することで、相手に安否状況を声で知らせることができる。auスマートフォン向け災害対策アプリの機能として提供し、送信はAndroid搭載スマートフォン(IS01を除く)のみ。auケータイ(Cメール対応端末)とiPhone 4S、Windows Phone IS12Tは受信のみとなる。
3Gのほか、WiMAX対応端末はWiMAX経由でも送信可能。全国で対応する。
また、Android搭載スマートフォンで、災害時のEメール受信機能を向上させた。「KDDI Eメールアプリ」と「au災害対策アプリ」を連携させることで、災害による通信の混雑時でも受信遅延時間が最大90%短縮されるという。震度6弱以上の地震など、大規模な災害時に提供する。
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