米Facebookは6月14日(現地時間)、ユーザーのニュースフィードを通じ、セキュリティのためのヒントを読むよう呼び掛け始めた。Web版Facebookのニュースフィードのトップに「セキュリティのためのヒントをご参考にして、アカウントの安全を保ちましょう」と表示され、リンクをクリックすると「Facebookのセキュリティ」というページが開く。
セキュリティに関するヒントとして、スパムの見分け方の説明、解析されにくいパスワード設定の勧めとともに、携帯電話番号の登録を要請している。表現は「携帯電話番号を確認する」となっているが、「携帯電話番号を確認」のリンクをクリックすると、番号の登録を求められる(既に登録済みの場合は、登録した番号が表示される)。
Facebookは、携帯電話番号を登録することにより、パスワードを忘れたり、アカウントをロックされてしまった場合、メールでの連絡ではなく、携帯のSMSでログイン方法を入手できるようになるとしている。ヘルプによるとFacebookはセキュリティ措置として、アカウント所有者の確認のために携帯番号を知らせるよう求めることもある。
6月に入って米LinkedInから650万件あまりのパスワード流出が発覚したり、音楽ストリーミングサイトLast.fmや出会い系サイトeHarmonyからも大量のパスワードが流出したとされており、各ソーシャルサービスはユーザーにパスワードの変更やスパムに関する注意を呼び掛けている。
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