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理科室内に電子黒板とタブレット――今どきの中学校の“IT授業”を見てきた(1/2 ページ)

MSやレノボなどと共同でICT教育に取り組む中学が“IT授業”を公開。その様子をレポートする。

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 理科実験室で生徒が手にしているのは試験管とタブレット――豊島区立千川中学校は6月20日、タブレットPCやクラウドを活用して教育を行う“IT授業”を報道向けに公開した。

 同中では昨年10月から、日本マイクロソフトやレノボ・ジャパン、東京大学などの協力のもとでICTを活用した教育に取り組んでいる。プロジェクトの中間報告として行われた公開授業では、タブレットを活用した理科実験などの様子が披露された。

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公開授業の様子

 ガスバーナーに火をともし、鉄と硫黄が入った試験管を加熱。化学反応によって次第に硫化鉄が生成され、教室内に漂う硫黄臭――ここまでは通常の理科実験と同じだが、生徒の手にはデジタルカメラが。「この実験で最も大事だと思うシーンを撮影してください」という教師の指示のもと、実験と並行して写真撮影も行われた。

photophoto 各班に1個ずつ配られたデジカメで実験の様子を撮影

 実験後、生徒は各班のテーブルに1台ずつ配置されたキーボード着脱式タブレットPC「ThinkPad X220 Tablet」を使い、写真と実験結果をノートブック共有ツール「Microsoft Office OneNote」に入力。データは各班のPCでリアルタイムに共有され、生徒から「おい8班、写真がでかすぎるぞ」といった声もちらほら上がる。

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 入力が終わると、生徒による発表がスタート。教室前方に設置された電子黒板「StarBoard」(日立ソリューションズ製)に各班の実験結果が映し出され、9グループがそれぞれの成果を報告した。最後に教師がStarBoardを使って解説を行い、授業は約5分オーバーで幕を閉じた。

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発表の様子
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解説も電子黒板で
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