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ソニーとパナソニック、大型有機ELパネル共同開発に合意
ソニーとパナソニックがテレビ向け大型有機ELパネルの共同開発で合意。印刷をベースとした次世代パネルの2013年内の量産技術確立を目指す。
ソニーとパナソニックは6月25日、テレビ向け大型有機ELパネルの共同開発で合意したと発表した。両社の技術を持ち寄り、印刷をベースとした次世代パネルの2013年内の量産技術確立を目指す。量産段階での協業の可能性についても検討する。
世界のテレビ市場で長く競い合ってきた国内大手2社だが、次世代パネルでは協業により韓国勢に対抗する道を選んだ。
07年に世界初の有機ELテレビを発売したソニーと、印刷技術を活用した大画面有機ELパネルの技術開発で先行するパナソニックが技術を持ち寄ることで開発効率を高める。次世代技術の共同開発と並行し、量産フェーズでの協業の可能性についても検討していく。
有機ELテレビでは、ソニーは07年に11インチの製品を世界で初めて発売したが、現在は販売を終了している。韓国のSamsung ElectronicsとLG Electronicsはともに、55インチの有機ELテレビを年内に発売する方針だ。一方、パナソニックは2013年度以降に50インチ以上の有機ELテレビを発売する計画を打ち出している。
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