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Microsoft、企業向けソーシャルサービスYammerを12億ドルで買収

Microsoftが、Office 365やSkypeを含むクラウドサービス強化をねらい、企業SNSのYammerを買収する。サービスとしてのYammerの提供は継続する。

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 米Microsoftは6月25日(現地時間)、企業向けソーシャルサービスを手掛ける米Yammerを買収することで合意に達したと発表した。買収総額は約12億ドル。

 買収完了後、YammerのチームはMicrosoft Office部門に編入されるが、YammerのCEOであるデビッド・サックス氏が率いる独立した部署になる。Yammerのサービスの提供は、Microsoftが昨年買収したSkypeと同様に続ける。

 yammer
Yammerは従業員同士のコミュニケーションに利用できる

 Yammerは2008年創業のサンフランシスコに拠点を置く非公開企業。企業が自社のメールアドレスで利用できる同名のビジネス向けソーシャルサービスを提供する。同サービスは、米salesforce.comのChatterの競合と見なされている。FacebookのようなLikeボタン機能も備え、SaaSも提供する。現在のユーザー数は500万人以上で、米Ford、米eBay、楽天、リクルートなども採用している。これまでもMicrosoftと提携しており、Yammerの機能はMicrosoft SharePointやMicrosoft Dynamicsに統合されている。

 Microsoftは、Yammerを買収することで、Microsoftのクラウドサービスに高品質のエンタープライズソーシャルネットワーキング機能を加えることができるとしている。SharePointとDynamicsに加え、Office 365やSkypeとの機能統合も進める。

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