Google、Amazon対抗のIaaS「Google Compute Engine」発表
Googleは、Google Cloud Platformの新サービスとして、Amazon EC2と競合する「Google Compute Engine」を発表した。主要プロバイダーと同じ料金で50%増のパフォーマンスを提供できるとしている。
米Googleは6月28日(現地時間)、開催中の年次開発者会議「Google I/O 2012」において、企業向けのIaaS(サービスとしてのインフラストラクチャ)、「Google Compute Engine」を発表した。一部のユーザー向けにプレビュー公開されており、リクエストページから参加を申し込める。
Googleはこれまで、自社のデータセンターで運営する企業向けのサービス「Google Cloud Platform」上で、「Google App Engine」「Google Cloud SQL」「Google Cloud Storage」「Google BigQuery」などを提供してきた。
Google Compute Engineは、上記の一連のサービスとともにLinuxベースの仮想マシンを利用できるIaaS。1台当たり3.75GバイトのRAM付きの1、2、4、8コアの仮想マシンをオンデマンドで利用できる。仮想マシンの操作には、コマンドラインツール、Webブラウザのユーザーインタフェースが使える他、GoogleのAPIを使って管理ツールを構築することも可能。
価格はGoogleによると、「主要プロバイダーと同じ料金で50%増のパフォーマンスを提供する」という。価格表はこちら。
IaaSで先行する米Amazon.com傘下のAmazon Web Services(AWS)は、2006年にElastic Compute Cloud(EC2)を立ち上げ、多数の大手企業が採用している。
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