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WikiLeaks、シリア政府関連メール240万通以上を公開すると発表
WikiLeaksが、シリア政府関係者が国外企業などと交わした240万通以上のメールを公開するプロジェクト「Syria Files」を発表した。
告発サイトのWikiLeaksは7月5日(現地時間)、新プロジェクト「Syria Files」として、シリア政府関係者や企業などがやりとりした電子メール240万通以上を公開すると発表した。過去18カ月の内紛で6000〜1万5000人を殺害したシリア政府に対する抗議運動という。既に何通かのメールが、タイトル、発信者、受信者情報とともにプロジェクトのページで公開されている。
WikiLeaksの創立者、ジュリアン・アサンジ氏は2010年、スウェーデン国内での婦女暴行容疑で英国内で逮捕されて保釈中だが、現在亡命を求めてロンドンのエクアドル大使館に滞在している。WikiLeaksがロンドンで5日に開いた記者会見にアサンジ氏は登場せず、壇上に立ったセーラ・ハリソン氏は「この資料はシリア政府だけでなく、シリア外部の敵にとっても困惑するものだろう。1つの団体を一方的に批判するのではなく、複数の対立する団体の行動や考えを理解する助けになる」というアサンジ氏からのメッセージを読み上げた(Ustreamで公開された記者発表の8分30秒当たり)。
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