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MeeGo端末開発に向けて新興企業Jolla始動
Nokiaの元「N9」開発チームが中心になり、NokiaとIntelが開発から撤退したLinuxベースのモバイルOS「MeeGo」搭載スマートフォンのメーカー「Jolla」を立ち上げた。
フィンランドの新興企業Jolla(ヨーラと発音する。フィンランド語で小型帆船の意)が7月7日(現地時間)、公式Twitterでツイートを開始した。モバイルOS「MeeGo」搭載スマートフォンの開発・製造・販売を目指すという。
同社が開設した公式LinkedInによると、同社はフィンランドのNokiaでMeeGo端末「N9」の開発に携わった中心的なメンバーやMeeGoコミュニティーのメンバーが2011年秋に立ち上げたという。7日に、元Nokia幹部のマーク・ディロン氏が同社のCOO(最高執行責任者)として参加した。Jollaの公式ページはまだ存在しない。
MeeGoは、Linuxをベースとしたオープンソースのモバイル機器向けOS。米IntelとNokiaが2010年2月、それまで個別に開発していた「Moblin」と「Maemo」を統合し、共同で開発していたが、Nokiaが米MicrosoftとのWindows Phoneに関する提携を結んだ後、2011年6月のN9の発表を最後に撤退。Intelも同年9月に撤退を表明した。
JollaはLinkedInページで、「世界中の投資家やパートナーとともに、JollaはMeeGoベースの新たなスマートフォンを設計・開発・販売する」としている。
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