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Microsoft、MSNBC.comの権利を売却 より柔軟なMSNニュースサービス提供へ
NBC Newsとの独占関係から離れることで、今後は複数のニュースソースのリアルタイム情報をMSNやBing Newsで提供していくとしている。
米Microsoftは7月16日(現地時間)、米NBC Newsと1996年に立ち上げたジョイントベンチャーニュースサイトMSNBC.comの保有株式(50%)を、NBC Newsの親会社である米Comcastにすべて売却したと発表した。
MSNBC.comは100%NBC Newsのものになり、名称はNBCNews.comとなる。米New York Timesによると、取引総額は約3億ドル。
これにより、MicrosoftはNBCとの独占関係から解放され、オンラインサービスのMSNやBingでさまざまなニュースソースの情報をリアルタイムで提供する柔軟性を獲得したとしている。
MSNBC.comはニュースサイトの先駆けであり、現在もオンラインニュース業界のリーダーの1つだ。Microsoftは、そのことを誇りに思うが、ここ数年でニュース購読のニーズは変化してきており、複数のソースからのニュースをリアルタイムで入手し、ソーシャルサービスで共有したい読者に対応するには、NBC Newsとの契約を解消する必要があったと説明する。今後はニュースソースの1つとしてNBC Newsからのニュース配信を受ける。
今秋にはMSNで新たなニュース体験を提供するという。
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