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Facebook、フィッシングサイト報告窓口を開設 ユーザー保護を強化
Facebookは報告を受けるとWebサイトを調査し、URLをブラックリストに追加したりアクセスを遮断した上、被害に遭った可能性のあるユーザーに対処するよう通知する。
米Facebookは8月9日(現地時間)、ユーザーがフィッシングに関する情報を報告できる公開メールアドレス「phish@fb.com」を開設したと発表した。フィッシングの被害に遭ったり、フィッシングサイトへの誘導メールを受信したユーザーはこの窓口に報告することで、適切なアドバイスを得たり、他のユーザーの被害を未然に防ぐことができるとしている。
報告を受けたFacebookは対象となるWebサイトを調査し、そのWebサイトがユーザーのFacebookへのログイン情報などを盗もうとしている場合は接続を遮断し、既に被害に遭っているユーザーがいる場合は、パスワードを変更するよう連絡する。
Facebookのアクティブユーザー数は6月30日の時点で9億5500万人。この巨大なユーザーベースを狙い、Facebookをかたるフィッシングサイトも急増している。フィッシング詐欺対策業界団体のAPWGによると、2012年1〜3月に検出されたフィッシングサイトの件数は過去最高だったという。
Facebookはユーザー保護に注力しており、4月にはMicrosoftやMcAfee、Sophosなどと協力し、ユーザーに無料でウイルス対策ソフトウェアを提供する「AV Marketplace」を立ち上げた。
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