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グリー、売上高・利益とも2.5倍超に 今期は成長鈍化へ
グリーの前期は2.5倍超の増収増益。今期は増益幅が予想の上限でも1けた台にとどまるなど、成長率は鈍化する見通しだ。
グリーが8月14日発表した2012年6月期の連結決算は、売上高が前期比約2.5倍の1582億円、営業利益が約2.7倍の827億円となるなど、ユーザー数と課金収入の順調な増加で大幅な増収増益だった。今期は20%超の増収を見込むものの、増益幅は予想の上限でも1けた台にとどまるなど、成長率は鈍化する見通しだ。
経常利益は2.7倍の819億円、最終利益は2.6倍の479億円だった。配当は1株当たり年間30円と、前期の9円から3倍以上の増配とする。
今期予想は売上高が1950億〜2050億円(前期比23.2から29.6%増)、営業益が740億〜840億円(10.6%減〜1.5%増)、経常益が740億〜840億円(9.7%減〜2.5%増)、最終益が460億〜520億円(4.1%減〜8.4%増)と、予想の下限では減益の可能性もある。サーバ費用や有料課金収入拡大による支払手数料、人件費、サービス拡大に向けた外注加工費などの増加を織り込んだ。
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