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ドラクエX“ダイス賭博”指摘にスク・エニが見解
「ドラゴンクエストX」で、ゲーム内の機能「ダイス」を使ってゴールドを賭ける行為が賭博罪に当たる可能性が指摘され、スク・エニが見解を公表。
オンラインRPG「ドラゴンクエストX」(Wii)で、ゲーム内の機能「ダイス」を使ってゲーム内通貨を賭ける行為が賭博罪に当たる可能性が指摘され、8月30日の株式市場ではスクウェア・エニックス・ホールディングス株価が急落した。スクウェア・エニックスは同日、「当社が賭博罪・賭博開帳罪に問われる可能性はないと認識している」という見解を公表した。
ダイス機能では、チャット機能を利用して1〜100までの数字がランダムに表示される。これを使って「ゴールド」を賭け、さらにRMT(リアルマネートレード)によって換金可能になれば賭博罪が適用される可能性があるという指摘が出ている。
スクウェア・エニックスは同機能について、ゲーム本編に関わる要素ではなく、「お客様に自由な遊びを作り出していただくためのもの」と説明。ゲーム内アイテムやゴールドは無償で提供されている上、「ユーザー同士のアイテムなどの交換行為は当社が主体的に実施しているものではなく、かつ、外部Webサイトでのアイテム等の売買は利用規約において禁止している」として、同社が賭博罪・賭博開帳罪に問われる可能性はないという認識を示した。
同社は「利用規約を守っていただけないユーザーやほかのユーザーに対するマナー違反を行うユーザーについては専任スタッフを配置して都度対応している」と説明している。
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