Twitter、プロモ製品にターゲティングツールを追加 関心カテゴリーや@ユーザー名での設定が可能に
Twitterが、プロモツイートとプロモアカウントで広告を表示するユーザーを、関心のあるカテゴリーや著名人のフォロワーに似た傾向で設定できるようにした。
米Twitterは8月30日(現地時間)、広告サービス「プロモツイート」と「プロモアカウント」に、ユーザーの興味に基づく2つの新しいターゲティングオプションを追加したと発表した。従来より広告表示対象ユーザーを詳細に設定できるようになり、潜在顧客に効果的にリーチできるとしている。
1つは、Twitterが用意した350以上のカテゴリーから、広告を表示したいユーザーが関心を持つと考えられるカテゴリーを選択するというもの。カテゴリーは「映画とテレビ」「ペット」「スポーツ」などの大分類の下にさらに細かい小分類がある。例えば「映画とテレビ」の下には「アニメ」「コメディー」「ドキュメンタリー」などがある。例えば犬のアニメ映画をプロモーションしたければ、「映画とテレビ」の「アニメ」や「ペット」の「犬」を指定する。
もう1つは、ユーザー名を指定することで、そのユーザーのフォロワーに似たユーザーをターゲットにできるオプションだ。広告主は自分のフォロワーあるいはフォロワーに似たユーザーをプロモツイートの表示対象としてダイレクトに指定できるが、このオプションで指定できるのはフォロワーに似たユーザーのみだ。影響力の大きな著名人を指定すれば、その著名人を支持するユーザーと同じような関心を持つユーザーに広告を表示できる。例えば、売り出し中のバンドをプロモーションしたければ、似た傾向の著名アーティストのユーザー名を指定するといった使い方ができる。
Twitterはプロモ製品の強化を進めており、3月にはデバイス別ターゲティングを、7月には地域別ターゲティングを可能にした。
また、プロモ製品のオークションの最低金額の値下げも発表した。プロモアカウントとプロモツイートの広告料金はオークション形式で決まるが、その最低金額を50セントから1セント(日本では40円から1円)に値下げした。
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