Google Apps、IE 8のサポートを11月15日に終了
Microsoftが10月26日に「Internet Explorer 10」をリリースするのにあわせ、Google AppsでのIE 8のサポートを終了する。IE 8はWindows XPにインストールできる最新のIEだ。
米Googleは9月14日(現地時間)、オンラインオフィススイート「Google Apps」での米MicrosoftのWebブラウザ「Interent Explorer(IE)8」のサポートを打ち切ると発表した。11月15日以降、IE 8からGoogle Appsのサービスを開こうとすると、ブラウザをアップデートするよう促すメッセージが表示されるようになる。
Google Appsのすべてのエディション(Google Apps、Google Apps for Busines、Education、Government)が対象になる。
Google Appsは、Google Chrome、IE、MozillaのFirefox、AppleのSafariをサポートしている。Googleは、ブラウザの新版がリリースされると、その2つ前の版のブラウザのサポートを打ち切ることにしており、Microsoftが10月26日に次期OS「Windows 8」をリリースする際、IE 10の正式版もリリースすることから、IE 8のサポートを終了する。
IE 8は、Windows XPにインストールできる最新のIEだ。米分析会社Net Applicationsによる8月の世界OS市場で、Windows 7がようやくWindows XPを抜いたものの、Windows XPを使っている企業はまだ多く、今回のサポート終了の影響は大きそうだ。
GoogleはIE 8ユーザーに対し、プラグイン「Google Chrome Frame」の採用を勧めている。このプラグインは、旧IEをHTML5ほか最新Web技術に対応させるというもので、Windows XP SP2およびWindows Vista上で稼働するIE6、7、8に対応する。このプラグインをインストールすれば、IE 8からカレンダーやGmailが利用できるとしている。
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