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ソフトバンク、イー・アクセスを買収 完全子会社化

ソフトバンクが株式交換によりイー・アクセスを完全子会社化することで合意した。

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 ソフトバンクとイー・アクセスは10月1日、株式交換によりソフトバンクがイー・アクセスを完全子会社化することで合意したと発表した。

 同日夕、都内で両社が記者会見を開き、ソフトバンクの孫正義社長とイー・アクセスの千本倖生会長が発表した。

 「相互の経営資源を迅速かつ効率的に活用できる体制を築くことができ、モバイルブロードバンドの普及を一段と加速させていくことが可能になる」としている。

 イー・アクセスの携帯電話サービス「イー・モバイル」事業は継続する。

 孫社長は「1.7GHz帯がカギ」と話し、LTE世界標準バンドの1.7GHz帯でLTEを既に展開しているイー・アクセスと組むことで、ソフトバンクが展開する2.1GHz帯でのLTEと組み合わせ、LTE競争で優位に立つ狙いを説明。iPhone 5は「ハードを一切変更することなく1.7GHz帯に対応できる」という。

 買収は「ソフトバンクから強烈なラブコールした」という。きっかけは「テザリング」。イー・アクセスとの統合によりネットワークに余裕をもたせる狙いがあったという。iPhone 5でのテザリングサービスは来年1月15日スタートの予定だったが、これを前倒しし、12月15日にスタートする。

 またiPhone 5のパケット定額(月額5460円)では月間1.2Gバイト超の場合は速度制限をかける場合があるとしていたが、制限を取りやめ、1Gバイト/3日間超過時に速度制限をかける場合がある、と他社と同等の条件にする。

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