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スティーブ・ジョブズ氏、1983年に未来のiPadを語る 講演音源が公開される
Appleの共同創業者、スティーブ・ジョブズ氏が1983年に行った講演の音源を米国のブロガーがカセットテープからデジタル化して公開した。Lisaを発売したばかりの当時、ジョブズ氏が既にiPadのような端末を目指していたことが分かる。
米Appleの故スティーブ・ジョブズ氏が1983年にコロラド州アスペンで開催された国際デザイン会議で行った講演の音源を、ブロガーのマーセル・ブラウン氏が自身のブログで公開した。
知人から入手したカセットテープの音源をデジタル化して公開したブラウン氏によると、この講演の音源は以前にも投稿されたことがあるが、質疑応答部分まで含まれるものではなかったという。この質疑応答で、ジョブズ氏は未来のコンピューティングについてさまざまな予測を披露している。
例えば、音声認識について尋ねられたジョブズ氏は、実現には10年かかるだろうと答えている。AppleはSiriで音声認識技術を採用した。
また、iPadのような端末について、「われわれが目指しているのは、どこにでも持ち歩け、20分で使い方を習得できる、本のようなコンピュータだ。このコンピュータは無線を搭載しており、データベースや他のコンピュータと接続できる」と語った。
1983年は、Appleが「Lisa」を発売した年だ。前年に日本ではパソコン通信サービスが始まっているが、インターネットはまだ普及していない(WWWが開発されたのは1991年)。
興味深い質疑応答部分は、21分30秒当たりから始まる。
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