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GoogleのWebサイト高速化モジュール「mod_pagespeed」がβを卒業
Googleが2年前にβリリースした、Webサイトを自動的に最適化するApacheサーバ用モジュール「mod_pagespeed」を正式版にした。
米Googleは10月11日(現地時間)、2010年にβリリースしたWebサイト高速化モジュール「mod_pagespeed」を正式版にしたと発表した。
mod_pagespeedは、Googleが2009年6月に公開したWeb開発者向けWebサイト高速化支援ツール「PageSpeed」をApache用にモジュール化したもの。PageSpeedはWebサイトを解析し、画像圧縮やJavaScript、CSSなどの問題を指摘して改善を促すブラウザ拡張機能。mod_pagespeedをApacheサーバにインストールすることで、これまでWeb開発者が手作業で行ってきた最適化をサーバが自動的に行うようになる。
mod_pagespeedはβ版公開から2年の間に18回アップデートし、現在は12万以上のWebサイトに採用されている。また、Go DaddyやDreamHostなどの大手プロバイダーも顧客に提供している。
Googleは、Webサイトの高速化は検索ランキング上昇、ひいては広告収入アップにつながるとして、PageSpeedモジュールを含む一連のPageSpeed ToolsやGoogle Analyticsをはじめとする同社のさまざまな無料ツールの活用を奨励している。
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