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VOCALOIDを歌って調教するぼかりす製品版、自分で歌って使ってみました(3/3 ページ)

VOCALOIDをまるで人が歌っているよう調教する謎の技術「ぼかりす」が登場して4年と5カ月、ついに「VOCALOID3 Job Plugin VocaListener」として市販されることに。リリース直前のバージョンで歌って使ってみた。

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演歌、ブルースでは?

 演歌、ブルースっぽいものでも試してみた。ヤマハが限定配布している柴咲コウとなにやら関係あるらしいgalaco(ギャラ子)に「夢は夜ひらく」を歌ってもらった。投げやりな感じなのは元歌のせいである。ビブラートが苦手なんですごめんなさい。

 ブルースっぽいのはオリジナル。といっても、GarageBandのかんたんオケ作成機能を使い、リフにはiPhoneの着信音を使ったものだ。こちらはIA-ARIAを使った。元歌が演歌よりはマシだと思うので、それほど違和感はないと思う。

 いずれも(このとおりにボカロを歌わせたいかどうかは別に)元歌をトレースしようとしたらけっこう大変だと思う(自分はやりたくない)。それが、元歌さえちゃんと歌っておけばあとは流れ作業でサクサク入力できるというのは実にらくちんである。

 歌に自信のある人、身近にうまい歌い手がいる人で、こういうふうに歌ってほしいというイメージを伝えられる人であれば、ぼかりすの表現力は十分に利用する価値があると思う。「ベタ打ちのほうがいい」という人も、PIT、DYNをスパっと切り捨てて、歌詞流し込み、ノート配置ツールとして使うという手もある。

 で、自分はどうかというと、歌の未熟さ、表現力のなさに、「ぼかりすでもっと上手く聴こえるよう、トレーニングを積もう」と闘志を燃やすのだった。

 歌声から歌唱スタイルを抽出し、別の声質で歌わせることができる「ぼかりす」。あなたならどう使う?

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