Microsoft、「Xbox SmartGlass」をリリース AndroidとiOS版も間もなく公開
MicrosoftがWindows 8リリースに向けて、エンターテインメント総合ブランドとしての「Xbox」の新機能を発表。SmartGlassは、Windows 8、Windows Phone、iOS、Android搭載端末をXboxのゲームや映画、音楽のリモコンにしたり、2つ目の画面として利用できるようにするアプリだ。
米Microsoftは10月23日(現地時間)、同社のエンターテインメントブランド「Xbox」とその新機能「SmartGlass」のリリースを発表した。
ゲームコンソール「Xbox 360」のユーザーは、Xbox Liveでのアップデートで新機能を利用できるようになる。26日発売の「Windows 8」、「Windows Phone 7.5」、29日に発表されるとみられる「Windows Phone 8」でも、Xboxのエンターテインメントサービスを利用できる。さらに、米AppleのiOS、米GoogleのAndroid向けのアプリも“間もなく”公開される。
Microsoftは5月に、「Xbox」をゲームコンソールだけでなく、Microsoft製品全体のエンターテインメントブランドにすると発表した。ゲームや映画を、PC、タブレット、スマートフォン、(Xbox 360を接続した)テレビでシームレスに楽しめるようにするという同社のコンセプトに「Xbox」というブランドが最適だと考えたとしている。
Xbox 360ユーザーは、ソフトウェアアップデートにより、Internet Explorer(IE)、新しい音楽サービス、BingとKinectによる音声検索機能を利用できるようになる。Xbox 360では以前からKinectを使ってのXbox Live内の音声検索ができたが、Web検索もできるようになる。
Windows 8、Windows Phone 8向けの「Xbox Entertainment」サービスは、「Xbox Music」「Xbox Video」「Xbox Games」「Xbox SmartGlass」で構成される。
SmartGlassは、Xboxを複数の端末で連係して利用するためのサービス。Windows 8およびWindows RTでは「Games」セクションに統合される。モバイル端末をXbox 360を接続したテレビや大画面PCのXboxサービスのリモコンとして利用したり、テレビで視聴している映画やテレビ番組に関する情報を手元のモバイル端末で検索・閲覧するといったことが可能だ。例えば映画を見ながら出演俳優のプロフィールを見たり、スポーツ観戦中に他のゲームの進行状況を調べたりできる。米国では、スポーツメディアのESPN、CATV大手のHBOなどがSmartGlassをサポートする。
変更履歴:Windows Phone 7.5版SmartGlassは既にダウンロード可能になっているため、本文を加筆訂正しました。[2012/10/24 12:50]
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