Facebook GiftsにAppleが“iTunesギフト券”で参入
Facebookで友達の誕生日などにグッズをプレゼントできる「Gifts」で、AppleのiTunes Storeで使えるデジタルギフト券を選べるようになった。特定のアルバムや映画をお勧めすることも可能だ。
米Facebookは11月26日(現地時間)、9月に米国でスタートした新サービス「Facebook Gifts」のラインアップに、米AppleのiTunesで使えるデジタルギフト券が加わったと発表した(日本ではまだこのサービスを利用できない)。このギフトカードでは、iTunes Store内の音楽、映画、アプリ、ゲームなどを購入できる。
Facebook Giftsは、ユーザーが友達の誕生日などの記念日にプレゼント(バーチャルグッズではなく物理的なもの)を贈れるサービス。友達のアクティビティが反映されたお勧めグッズから商品を選び、メッセージを添えて友達のタイムラインに投稿することでギフトを贈る(DMで贈ることも可能)。
Facebookとパートナー企業との提携条件(Giftsの売り上げの一部をFacebookが徴収するかなど)は不明だが、Giftsに参入するパートナー企業にとっては、タイムラインに商品が表示されることで口コミ効果が期待できる。一方のFacebookは、ターゲティングに利用できるユーザーデータをパートナーから入手できる。同サービスにはこれまで、製菓店やぬいぐるみメーカーなどが参入しているが、大手は米Starbucksくらいだった。
iTunesのデジタルギフト券は10、15、25、50ドルから選べる。オプションで、お勧めのコンテンツを指定することもできる(受け取った相手はお勧めされた以外のコンテンツも買える)。
AppleはiPhone 5とともにリリースしたモバイルOS「iOS 6」にFacebookを統合するなど、Faebookとの提携を強化している。
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