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Google検索「ナレッジグラフ」日本語版に導入 5億7000万の“モノ”把握、関連を表示
検索ワードからユーザーが求めている情報を把握し、基本情報をまとめて表示する「ナレッジグラフ」を、Googleが日本語の検索結果に導入。
Google日本法人は12月5日、検索ワードからユーザーが求めている情報を把握し、基本情報をまとめて表示する「ナレッジグラフ」(Knowledge Graph)を、日本語の検索結果にも導入すると発表した。まずは、著名人や映画、芸術作品、地名、天体や生物などのキーワードに対応。PC、スマートフォン、タブレットから利用できる。
5億7000万以上の人や場所、ものごとに関する情報と、180億以上の属性や関連性を含むデータベースを基に、検索ワードの意味を把握。キーワードの文字列を含むページを探してくるのではなく、“モノ”自体やそれに関連する情報を提供できるようにしたという。英語版では今年5月に導入していた。
例えば「ルーヴル美術館」については、所蔵作品や開館時間を表示する。「コナン・ドイル」で検索すると、コナン・ドイルに関連する作品を一覧表示し、作品のサムネイルをクリックするだけで、その作品に関する検索結果に切り替わるなど、関連情報を調べやすくした。
また、同じワードが異なる意味を持つ場合、それぞれについて異なる検索結果を表示できるようにした。例えば、「カサブランカ」は、映画作品のタイトルでもあり、モロッコの都市名でもあるが、それぞれの意味に絞り込んだ検索ができるリンクを表示する。
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