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“Kindle本”自費出版、日本でも「ロイヤリティ70%」選択可能に
Kindle向け電子書籍を自費出版できる「Kindleダイレクト・パブリッシング」日本版で、作家や出版社が売り上げの70%を受け取れるオプションが選択可能になった。従来は35%のみだった。
Kindle向け電子書籍を自費出版できる「Kindleダイレクト・パブリッシング」(KDP)日本版で、作家や出版社が売り上げの70%を受け取れるオプションが選択可能になった。従来は35%のみだった。
Kindleで90日間本を独占販売/レンタル可能にする「KDPセレクト」への登録が必須で、日本、インド、ブラジル向けの販売限定。Kindle版の希望小売価格を製本版より20%以上下回るよう調整しなくてはならないといった条件がある。
70%を選ぶと、ファイルサイズごとに設定された「通信コスト」が売り上げから控除されるが、日本のストアで配信する際の通信コストは1Mバイト当たり1円で、「グラフィックを多用した幅広い種類の本を低価格で提供できる」としている。
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